これは、80歳になっても、自分の歯を20本以上残すことを目指す運動。
しかし日本では悲しいことに、80歳以上の方の平均残存歯の数は、
4〜5本です……。そんなに少ないのはなぜ?
その原因は、日本人が歯を失う一番の原因「歯周病」にあります。
歯周病はとても怖い病気です。初期段階では自覚症状がなく、
いつの間にか進行して顎の骨を溶かします。
気が付いた時には歯根はぐらつき、最終的には歯が抜け落ちる、
ということもあるのです。
歯周病は中高年の病気というイメージがあるかもしれませんが、
若いからといって油断は禁物。歯周病は、年齢に関係なく起こる病気です。
成人の歯周病の主な原因菌はP.g(ポルフィロモナス、ジンジバリス)とよばれる
お口の常在菌ですが、繁殖すると歯ぐきとあごの骨に悪影響を及ぼします。
治療法として、日頃のブラッシング時に抗菌剤を使用してもらいます。
早くて1週間後には効果があらわれます。詳しくは、当院までご相談ください。
細菌の塊である、プラークは、歯周病を引き起こす最大の敵。
歯の病気になるか、ならないかは、プラークを除去する
「プラークコントロール」が決め手だといえます。
ブラッシングは、継続することが大切。
正しいブラッシング法を身に付けて毎日しっかり取り組みましょう。
オゾン水は、歯周病治療や虫歯治療の際に用いられる口腔機能水です。
優れた除菌作用を持っており(アルコールの約7倍の殺菌力)、
口腔内の病気を引き起こす原因菌に働きかけて歯科治療をサポートします。
当院で使用しているオゾン水生成器は、
水道水直結タイプでいつでも瞬時にオゾン水に変えることが出来ます。
なお、オゾンは厚生労働省から「食品添加物」の認可を受けている物質ですので、
薬剤を使用するより安全です。
超音波スケーラー |
専用の超音波スケーラーを使用して、オゾン水を歯周ポケットに注入します。
歯周ポケットに入り込んだオゾン水の除菌作用によって治療がより効果的なり、
病気の改善につながります。術中の痛みはほとんどありませんので、ご安心ください。
どんなにきちんとブラッシングしても、自分では行き届かない部分ができてしまうもの。
ここで役立つ歯医者さんでのクリーニングが、PMTCです。
PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で、
歯科医院で行う専用機械を使った歯の徹底クリーニングです。
プラークやバイオフィルムといった、自分では除去できない汚れまでキレイにします。